レビュー

ドキュメントに不備がないかどうかを確認する作業のことです。
本来はＰＪで作成される全てのドキュメントに対して実施するのが望ましいですが、特に上流工程で作成される設計書の類で実施するレビューによって、バグの発生を抑止し、手戻りのリスクを最小限にしておくと、開発コストの抑制が期待できます。

★インスペクション
モデレータ（エラー管理責任者）とインスペクタ（成果物に対する評価能力を持つ人）を選んで、会議形式でエラーの収集・分析を行い、解決策を決定します。
あらかじめ役割が決まっている点が特徴で、モデレータは処置や修正の確認を確実に行わなければいけません。

★ウォークスルー
開発者自身が参加メンバを選んで、自主的に会議を実施します。
管理者がいると、参加者が評価を気にして遠慮し、エラーの徹底追及やエラーの隠ぺいを企てる恐れがあることから、原則管理者の出席はご遠慮いただきます。
問題点やエラーの発見が目的のであるため、解決策の検討までは行ないません。（修正方法の検討に意識が向かい、エラーの検出に影響が出ちゃうので）

★ラウンドロビン
インスペクションと同様に、あらかじめ役割分担を決めますが、参加者全員が持回りでレビュー責任者を務めながらレビューを実施します。
参加者全員の参画意識が高まるのがポイントです。