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関連法規 [プロジェクトマネージャ]

プロジェクトマネージャとして仕事する上で、関連法規に関する知識は必須となります。管理する立場上、知らなかったでは済まされません。とはいえ、エンジニアは法律の専門家ではないので、下の表で挙げている法律の概要程度を知っておけば十分だと思います。

労働関係
  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 男女雇用機会均等法
  • 育児休業法
  • 労災保険法
  • 労働者派遣事業法
知的財産権
  • 著作権法
  • 特許法
  • 工業所有権
  • 不正競争防止法
その他
  • 刑法
  • 製造物責任法(PL法)
  • 下請代金支払遅延等防止法
  • 通信傍受法
  • 電気通信事業法
  • 個人情報保護法
  • 不正アクセス禁止法




情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版 (EXAMPRESS)

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版 (EXAMPRESS)

  • 作者: ITのプロ46
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2013/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ITIL(ISO/IEC 20000) [プロジェクトマネージャ]

情報システムの運用管理業務に関する体系的なガイドラインのことで、ITサービスマネジメント(ITの運用管理)のベスト・プラクティス集(情報システムの運用保守に関する成功事例、あるいは現時点でのあるべき姿をまとめたもの)といわれています。IT運用を効率的・効果的なものにする目的で、実務者や有識者を集めて体系化されました。

ITILでは、ITサービスマネジメントをサービスサポートサービスデリバリに分けてまとめています。前者は日常の運用に必要な機能、後者は中長期的に安定運営させるために必要なプロセスのことをいいます。

サービスサポートとサービスデリバリの機能とプロセス
サービスサポート
  1. サービスデスク
  2. インシデント管理
  3. 問題管理
  4. 構成管理
  5. 変更管理
  6. リリース管理
サービスデリバリ
  1. サービスレベル管理
  2. ITサービス財務管理
  3. キャパシティ管理
  4. ITサービス継続性管理
  5. 可用性管理




情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版 (EXAMPRESS)

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  • 作者: ITのプロ46
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2013/09/18
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スケジュール短縮技法 [プロジェクトマネージャ]

一度作成したスケジュールを、納期の制約や諸事情により、納期の変更なしに短縮しなければならないときに使う技法です。

ファスト・トラッキング(Fast Tracking)


先行タスクの完了をもって後続タスクを開始する計画にしていた、二つのタスクを、先行タスクが完了する前に後続タスクを開始することを指します。

但し、ファスト・トラッキングで止むを得ず並行作業させるタスクは、本来であれば並行作業させたくないタスクであり、納期の制約からくるスケジュール短縮要請にこたえるためのものです。当然、当初の計画と違い、リスクが増大するという点に注意する必要があります。そうでなければ、そもそも計画を立てる段階で並行作業にしてある筈で、新たに発生するであろうリスクに対しては重点管理の対象になります。併せて、再スケジュール(リスケ)は慎重に行っていく必要があります。

クラッシング(Crashing)


スケジュールとトレードオフの関係にあるコストを調整する技法です。納期を短縮させるために、クリティカルパス上の作業にリソース(要員)を追加投入し、予算を追加して全体スケジュールの期間短縮を図ります。

俗に言う人海戦術ですが、投入時期により、要員に求められるスキルが変わってきますし、ある程度の教育(引き継ぎ)期間を見込んでおかなければなりません。他にも、要員の追加だけで回復できる目処があること、コスト増の負担先などを明確にしておくことも忘れてはいけません。

絶対にやってはいけないこと!!


シフトを組み替えて、24時間体制など残業や休日出勤を使いスケジュールの短縮を図るような、いわゆる突貫工事に踏み切ることも、実務ではよく見られる光景ですが、この場合は、絶対に労働基準法などの法律に違反しないように配慮しなければなりません。個人的には、無理して作業時間を延長すればするほど、作業効率や品質の低下に直結すると思っています。体感では、集中してやる5時間は、ダラダラやる13時間よりも、遥かにいい仕事をしている感じです。徹夜による朦朧とした中で作業していて、単純なミス(思い込み)により、致命的なバグを仕込んだ経験もありました。。。

また、テスト作業の期間を短縮するのは、よほど合理的な理由がない限り、絶対にしてはなりません。品質の低下は、顧客に迷惑を掛けるだけでなく、短縮できた期間以上に、システムの改修コストが増加してしまうことになり兼ねません。




情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2014年版 (EXAMPRESS)

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