勉強のPDCAサイクル

人それぞれ、こうすると覚えやすいとか、このやり方だと合格率が高いなどといった、自分の勉強サイクルみたいなものがあると思うのですが、今回は管理人が勉強を開始する時のサイクルを紹介しておこうと思います。

参考書を購入【P(初回)】

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まずは知識をインプットするための参考書を入手します。勉強しようとしている分野の定番や、名著と言われているものがあればそれを購入します。ない場合はレビューなどを参考にして、自分のセンスを頼りに選ぶことになりますが、必ず目次を確認し、できるだけ広範囲をカバーしている、比較的（出版年月が）新しい参考書を選びます。

過去問が無料で手に入らないタイプの試験を勉強する場合、この工程で過去問を入手しておく必要があります。できるだけ解説が詳しい問題集を購入しておきましょう。このとき、本試験問題をベースにしている問題集を選択して下さい。各出版社で作った予想問題集なんかは、本試験の問題と比較すると、どうしても質が悪くなったり、答えが一意に定まらないような問題が多くなり、勉強に集中できなくなります。

重要な工程にも関わらず、定番や名著がない場合は、結構運まかせなところがありますが、『失敗したら買いなおす！』くらいの気概をもって、準備を進めます。

学習スケジュールを立てる【P(初回)】

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試験日や発表日をゴールに、学習スケジュールを立てます。管理人はゴールから逆算して、週間予定を立てるようにしています。気を付けていることは、無理をしないことと、スケジュール通りに進められなかったときに、巻き返すためのバッファ（余裕）を設けるようにしておくことです。

基本的に、過去問演習を3周し、参考書を読むための時間（1か月）を確保するようにしています。勉強開始予定日が過去になってしまった場合、つまり、既に勉強を開始していないとスケジュールを守れない場合は、過去問演習の周回を減らして調整します。それでも間に合わない場合は、スケジュールを立てるのが遅すぎたと判断し、次回の試験に向けて勉強を開始します。

スケジュール通りに勉強をする【D】

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スケジュールを立てたら、とりあえず何も考えずに、スケジュール通り勉強に集中します。空き時間や通勤通学時間を利用しながら、ひたすら勉強します。

前週の積み残しがある場合でも、その週の作業予定から着手していきます。積み残しに着手できなかった場合は、更に翌週に回します。

ここで重要なのが、成果の記録です。毎回、終わった時に、スケジュールに対する状態や進捗度を記録しておきましょう。

定期的に勉強成果を確認する【C】

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スケジュールが未完のものや、遅れ気味な作業を確認します。週1回程度の頻度で確認しますが、完了した作業に取り消し線を引く、未完の時は○で完了したら●にする、などの視覚的効果を取り入れると、やっている感が出てモチベーションを保つのに効果的です。

分析とスケジュール調整【AP】

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1週間の勉強を終え、その週で間違えた問題や、スケジュール通りできなかった作業を洗い出し、記録しておきます。次に、洗い出した項目を次週の作業予定に組み込みます。また、参考書が面白くなかったり、他の問題集に着手する余裕があれば、作業予定に組み込みます。

間違えた問題はここで考え抜いて、正しい答えや問題の解き方（考え方）を覚えておきます。ここで是正しておかないと、間違えた考え方のままサイクルを回すことになるので、ここは時間を掛けて慎重に分析して、正しい解答の導き方を習得しておきましょう。

その週までの積み残しが多すぎて、スケジュールが破綻してしまった場合は、仕事が忙しかったり、他にやらなきゃいけないことがあったりと、自分でコントロールできない要因である場合が多いので、次回のチャレンジを視野に入れ、学習スケジュールを立てなおします。このときに立てるスケジュールは、今回の破綻してしまった要因を加味した上で、作業負荷を調節しておきます。

PDCAサイクルをひたすら回す

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【P(初回)】→【D】→【C】→【AP】→【D】→・・・と、ゴールまで可能な限りサイクルを回し続けます。このサイクル数が多ければ多いほど、合格率や知識の精度が上昇すると信じています。

以上は、管理人の勉強サイクルですが、覚えたいことを繰り返し回すのは、勉強の基本です。よっぽど一発で覚えられて、かつ、一度覚えたことは忘れないといったような宇宙人のような人以外は、地道にコツコツと勉強していくしかないのです。

日々、積み重ねた作業は無駄になることはないので、ゆっくりでも確実にゴールに近づけるように歩き続けていきましょう。