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物との契約 [プロジェクトマネージャ]

売買契約


ハードウェア機器を購入した時など物を買ったときに交わされる契約のことです。購入した商品は所有権が移転し、固定資産として扱われます。売買契約書が交わされます。

リース契約


ハードウェア、開発ソフトウェアの契約で締結されることが多く、通常、一定の年数(法定耐用年数の70%以上の年数、汎用機は法定耐用年数が6年なので4年)の使用を前提に、リース会社から貸し出してもらいます。貸出し商品は、使用する企業に代わりリース会社が購入します。そのため、途中で解約する場合には違約金(リースペナルティ)が発生します。
リース金額の決定はリース料率により、この料率が2%で契約した場合、1カ月のリース金額は、契約金額(買取り時の購入金額に相当)の2%を意味します。つまり、50万円のPCをリース料率2%で契約した場合、月額1万円になります。
また、リース契約期間終了後に、引き続き使用したい場合は、下取りするか再リースをします。再リースの場合はそれまで支払っていた月額リース金額より安価で期間を延長する制度です。お値段据え置きで、1年間の使用を認めるリース会社が多いようです。
会計上、契約内容によりファイナンスリース(実体としてリース物件に対する融資としての性格が強いリース取引)と、オペレーティングリース(ファイナンスリース以外のリース取引)に分類されます。さらに、所有権の移転が発生するかなどの細かい条件により、賃貸借処理(経費扱い)か、売買処理(資産計上)しなければならないかが決まります。

レンタル契約


一定のレンタル料金を支払い、ハードウェアなどを一定期間借りる契約です。利用者側に所有権がなく全額経費処理できる(資産計上が不要)というメリットがあります。通常は、レンタル会社が修理や保守を行い、解約時の違約金も不要です。
情報システムのハードウェアなどをレンタルする場合、数年以上の契約期間を予め決めておいて、その契約期間に基づいた月額レンタル料金を決めます。レンタルの契約期間が短ければレンタル料金が高くなり、長ければ安くなります。リース契約よりも短期間の契約が可能で、PCを2年毎に最新モデルに換えていきたいときなどは、この契約が使われることが多いようです。その場合、月額費用はリース契約よりも割高になります。

使用許諾契約(ライセンス契約)


ソフトウェアパッケージを利用するときに締結される契約形態のことで、所有権と著作権は開発者側に残り、利用者は一定の期間・条件のもとで使用する権利のみを入手します。ロードモジュールのみの提供となり、ソースコードは提供されません。





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